日本ILO協議会

◇児童労働にレッドカード ILO活動支援募金を開始

  児童労働にレッドカード ILO・IPECの児童労働撤廃活動への支援について

 ILOは2017年9月19日、児童労働の新しい推計を発表しました。これによれば、世界の児童労働は減少を続けています。
 これは、1999年の「最悪の形態の児童労働の禁止及び撤廃のための即時の行動に関する条約(ILO第182号条約)」などを契機に盛り上がった世界的な運動の成果でもあります。また、国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が定める開発目標においても、2025年までにあらゆる形態の児童労働を終結させることを呼びかけており、地球規模の連携行動が求められています。
 過去20年間で相当の進歩があったとはいえ、新推計で明らかにされているように、世界中では現在でもなお、日本の総人口をはるかに超える1億5200万人の子供たちが大人のように働く「児童労働」に従事しています。
 ILOは、1992年に開始されたIPEC(児童労働撤廃国際計画)により、世界90カ国で児童労働撤廃のための技術協力活動を展開してきています。例えば、パキスタンの手縫いサッカーボール製造からの児童労働撤廃活動はIPECの成果として知られていますが、こうした活動をさらに強化する必要があります。
 日本でも、世界の児童労働の実情を知った方々から、ILOの技術協力活動に何らかの形で協力したいとの声が寄せられ、日本ILO協議会でも、IPECへの支援活動を行っています。具体的には、関連イベントの際に寄付を募るほか、郵便局に「児童労働にレッドカード」という口座を作り、IPECの児童労働撤廃活動を支援するための寄付を受け付けています。寄付がある程度集まったら、寄付金はILOに送られ、IPECの活動に役立てられることになります。
 皆様にも是非、日本ILO協議会が行っている児童労働撤廃に向けたILOの活動への支援にご協力いただき、そのことを通じて世界的な運動に参加していただけたら幸いです。ご協力よろしくお願いいたします。

 口座は
郵便振替口座記号番号  00110-7-485843
    名義    児童労働にレッドカード(ジドウロウドウニレッドカード)
他金融機関からの振込の場合 支店名 019 当座 0485843
 
ページのトップへ戻る